【旅】来宮神社と起雲閣【熱海】

翌日は、徒歩で熱海のお隣駅である来宮に向かいます。
写真を撮りながら、散歩気分でのんびり歩いて20分くらいでしょうか。
ただし、熱海という街は基本的に坂が多いので歩きやすい靴がよいと思います。


この湯前神社の御朱印は来宮神社でいただけますよ。

レトロな電話ボックスも。

そしてこのトンネルを抜けると…。

【来宮神社】に到着です。

こちらの来宮神社には、何と樹齢2000年以上のご神木・楠の木があります。
もう、どの方向から撮るのがいいのか困るくらいの大きさで、高さにするとビル7~8Fくらいだそう。

この大楠には「心に願いながら木の回りを1周すると叶う」という言い伝えがありまして、余りの大きさ故にそのための歩道も整備されております。
かなりの巨木ですので、是非一周して裏側まで見ることをおすすめします。
私、霊感のようなものは全くないのですが、長居したくなるような、空気の良い場所でした。

そんな来宮神社には【茶寮・報鼓(ほうこ)】というカフェが併設されています。
昔々、この神社の神様が「麦こがし・橙・ところ・百合根」をお供えしたところ大層喜んだ、という言い伝えにちなみ、色々な「麦こがし」のメニューがあるんです。

私は麦こがしシフォンと麦こがしフロートをいただきました。
香ばしくてほんのり甘い、優しい味わい。

更に。
報鼓とは別に、神社の参道入り口に直営のおやすみ処があります。
ほら、神様も召し上がった橙を使ったモヒートですよ?
呑んでこその参拝でしょう?

このモヒートのスリーブも可愛くて微笑ましい。
だいだいモヒート、メヒカリの唐揚げ、イカメンチ、どれも美味しかったです。
 
 
そんな素敵な来宮神社を後にし、また徒歩で今度は海側に向かいます。
最後は個人的一押し! 『起雲閣』です!!
こちらの建物は大正8年に別荘として建てられ、そのあとに旅館へ、現在は熱海市所有の建物となっています。
熱海は避寒地として有名でしたから、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、山本有三などが旅館に滞在しました。

このレトロな歪みガラスから覗く庭がまた素敵でしてね……。
昨日のMOAの低反射ガラスを思い出しつつ、旧いガラスも新しいガラスもいいものだわ、などと考えていました。

お風呂。
もうこの建物だけで延々話を考えられます。
特にお風呂とサンルーム(温室含む)にロマンを感じる性格なので夢と妄想は膨らむばかりです。

このように何処もかしこも素敵なのですが、中でもこのサンルームがいたく気に入ってしまい、様々な角度から撮ってきました。
ステンドグラスはもちろん、この床の豆タイルの配色が素敵だと思いません?
避寒地という土地柄なのか、お天気が良かったせいなのか、起雲閣はとにかく光の取り込み方が個人的に好みで素晴らしい。

熱海は観光施設が駅近くに集まっているので(タクシーなどの移動なしで)一泊二日でも基本徒歩でこれだけ回れます。
東京からは新幹線で一時間弱とアクセスもいいので、是非足を運んでみて下さいね。

[ 【旅】来宮神社と起雲閣【熱海】 ]TRIP, , , 2018/12/01 15:29