【青春18きっぷ旅】魚津埋没林博物館と下呂温泉・ラムネ屋【富山・岐阜】

※この記事は旧ブログからの再掲となります。情報は2017年3月のものです※

18きっぷメインの旅ですが、まずは上野発の深夜バスで富山へ。
バスは18きっぷは利用不可ですが、目的地に朝早く到着することが出来るので組み込む方もよく見かけます。
早朝6時、バスは無事に富山駅到着。
そこからあいの風とやま鉄道で魚津に向かい、まずは朝食を。
夜行バスでもどんと来い! の方にはこちらの魚津マンテンホテル駅前をおすすめします。

朝食バイキングは6:30~9:30、宿泊客以外でも1000円で食べられます。
メニューはホタルイカの沖漬けや黒作り、昆布巻きかまぼこなど、富山らしいラインナップ。

そしてその魚津駅から更にバスで約10分。
到着したのは魚津埋没林博物館です。

RTで偶然知って、どうしてもこちらの水中埋没林をこの目で見たかったのです。
「埋没林」とはその名の通り埋もれた林ですが、こちらの保存方法は少し変わっています。
魚津の埋没林は約2000年前、川の氾濫や海面上昇によって生えていた杉が埋没したものだそうですが、その杉がほぼそのまま残っていたのは冷たく澄んだ地下水の影響ではと考えられ、それと同じ状況を再現しているわけです。

この杉、てっきり何処かから運んできたものと思っていたのですが、何と発掘現場をそのまま保管したそう!
つまりこの巨木は2000年前からここに存在しているということ。
写真ではスケールが伝わりにくいと思いますが、プールは縦16メートルあります。
太陽光を遮られた、薄暗い場所。
しかも自動ドアになっておりまして、まるでSFの怪しい研究室にでも迷い込んだ気分になります。
時々地下水の気泡もぽこぽこと浮かんでは消え、人の気配も全くありません。
また、地下側からも見ることが出来るようになっており、そこにもまた仕掛けが。

こちらは乾燥展示館の方。

「こういうの好きかも!」と心に引っ掛かる方がいると信じています。

……ただ、若干、アクセスの難易度が高いです。
夜行バススタートという道を選んだのは、富山~魚津の電車が一時間に一、二本、そこから更にバスも同じような状況で、最短でも富山~埋没林博物館往復で四時間はかかる計算だったからです。
(魚津駅からはタクシーという方法もあるので、グループの方はそちらが良いかも)
それを差し引いても個人的に充分見る価値はあると思いますが、電車やバスの乗り継ぎに慣れない方は慎重に旅程を組むことをおすすめします。

それとマリンゲート口の受付をしていたお姉さんがバスの説明をしてくれたり、キャリーを預かってくれたりと良い方だったのが印象的でした。

埋没林を堪能し、魚津駅行きのバスを待つ間に富山湾を。

魚津から再び富山に戻り、駅隣接「きときと市場とやマルシェ」内のチェックしていたお店へ。

syn(丸八製茶場)

美味しいお茶とお酒が味わえるお店です。
これは『旅箱』というメニュー。

蓋を開けると中はこんなふうになっていて、まさに旅先で美味しいものを広げるように自分で並べることが出来ます。

・献上加賀棒茶
・満寿泉 純米吟醸
・鰤のスモーク
・小豆とホワイトチョコの羊羹
・マカダミアナッツ
これを自分でテーブルに配置し、風流なピクニック気分。

お酒を呑んで、お茶を味わって、合間に少しずつ摘まんで……もう絶対に美味しいに決まっている組み合わせ。
ちなみに、お茶だけ、お酒だけでも利用出来ますので、アルコールが苦手な方も是非。

富山はかなり駆け足になってしまったのですが、実は氷見~北陸本線系でまた別ルートを考えたことがあり、その未来に期待を込めて今回は埋没林博物館に絞りました。
日本海側は行きたい場所が沢山あるので、気長に攻略しようと思っています。

そんな富山から高山本線に。
景色の良いことで知られていますが、運良く降雪があったため雪化粧を見ることが出来ました。

そして到着したのは憧れの下呂温泉!
日本三大名湯の一つです。
予約したのはその下呂でも完全源泉掛け流しのラムネ屋さん。

お風呂、本当に良いお湯でした……。
噂に違わぬ素晴らしい泉質で湯上がりはしっとりすべすべ。
お風呂は一つしかありませんが、時間貸し切りで鍵のかかるタイプ。
「お湯はとめないで下さいね」の注意通りずっと源泉が落ちていて濃さが体感出来ます。
ラムネ屋さんは民宿ですが、建物はリフォームされたばかりなのか、食堂も部屋も新しかったです。
そしてお料理も美味しい!

飛騨牛の朴葉味噌焼き。
この他に茶碗蒸しもあり、1泊2食7830円でこんなに出していただいて良いのでしょうか。
あのお湯にこのお料理、高評価なのも納得。
下呂に行くことがあったらまた泊まりたいと思います。

湯上がりにのんびりしていたところ、花火の音が聞こえて窓を開けてみました。
凍てついた冬の夜空に咲く花火は、真夏とはまた違った趣きで素敵でしたよ。

二日目、浅間温泉の枇杷の湯、栄の湯旅館編へ続く。

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