【旅】磯前神社と鮪丼とカフェ巡り【大洗】

5月初旬、息抜きに大洗に行ってきた。
色々と美味しいものを食べたので、先日、写真だけ貼った磯前神社とあわせてご紹介しようと思う。

JR水戸駅から鹿島臨海鉄道大洗鹿島線に乗り替え、15分程で大洗駅に到着する。
以前に来た時は車だったので、茨城県民でありながら大洗駅下車は初なのだ。

改札を出てすぐ右手に観光案内所があるが、横の椅子に可愛い座布団が敷かれていた。

私は「駅舎の椅子のお手製座布団」が好きだ。
地方を旅していると、乗り継ぎで数十分から一時間待ちというのは珍しくない。
真冬に降り立った駅舎のベンチに座布団がのっていると、有り難さに泣けてくる。
あと単純に見て可愛い。
そんな理由で大洗駅の好感度が一気に上がる。
このベンチに座り、案内所で配布されている無料の「ルートマップ」と「食べどころマップ」を確かめたあと、駅舎の外に出る。
目の前のバス停から巡回バスに乗れば、5分で海の側に着く。
 
 

悠久

まずは悠久で昼食。

中トロ、中落ち、赤身がぎっしりと盛られている。
鮮度も良く、脂がのっていて、とろけるような舌触り。
どの部分も素晴らしく美味しい。
ご覧のように海苔巻きに出来るのも、味の変化がついて嬉しい盛りつけだ。
大洗には美味しいと評判のお寿司屋さんが何軒もあり、実は今回、何処に行こうか悩んだ。
正直に書くとコース的に一番良かったというのが決め手なのだが、この鮪丼に一発で店のファンになってしまった。
次に訪れる時には是非、寿司の方を食べてみたい。
 
 

磯前神社

悠久の前の道を少し歩くと、まずはこの鳥居が見えてくる。

更に歩くと、大洗磯前神社に到着だ。

長い石段を息を切らしながら登ってゆき、振り返ると、こんな景色が広がっている。

後述の神磯の鳥居はもちろん素晴らしいが、ここからの眺めも素敵だと思う。
真夏の、もっと陽射しの強い季節にまたここから振り返り、青い青い海を見てみたい。

お参りして、御朱印をいただく。
ここ最近、旅行先はレトロ物件と資料収集メインなため、その傍らでのんびり御朱印を集めている。
 
 
再び石段を降り、海に向かう。
すると、岩の上に建つこの神磯の鳥居が目の前に現れるのだ。

神社の御由緒にはこうある。

「突如、海が光り、里人の一人が神懸かりした。『我は大奈母知、少比古奈命なり。昔此の国を造り常世の国に去ったが、今、再び民を済うために戻って来た』」

そんな光景を思い浮かべながら晴れた海に建つ鳥居を眺めていると、厳かな気持ちになる。
何度か書いているが、私は田舎の山育ちのせいか『海』に対する憧れが大きい。
自分とは全く異なる世界という感覚があり、海の方にばかり旅をしているのも探究欲に近いのだと思う。
いや、でも単に美味しいお刺身を食べたいだけかも知れない。


 
 

ume cafe WAON

暫し鳥居を眺めてから、駅の方に戻る形で歩いていく。
緩やかな坂道になっているところもあり、歩きながら海を見渡せる。
そしてまずはデザート第一弾・日本初の梅カフェume cafe WAONへ。
歴史あるお漬け物屋さんが始められたお店で、メニューは梅尽くしなのだ。

中に入ると、沢山の梅干しの瓶がお出迎え。
おにぎりやお茶漬けセットでは、この中から好きな梅干しを選べるのだ、楽しそう!

昼食を済ませた後だったので、一番人気だという2色の梅コンフィチュールの常陸乃梅ロールケーキ梅ゼリー添えと、梅ジュースを注文。

軽めのクリームと甘酸っぱい梅のコンフィチュールがあわさって、さっぱりとした味わい。
梅ジュースも、もちろん梅の味がしっかり濃くて美味しい。
あっという間に食べてしまった。


 
 

月の井酒造

WAONのすぐ近くには、月の井酒造がある。

こちらのお酒は何度か呑んだことがあり、美味しさは分かっていたので今回は日本酒仕込みの梅酒を購入してみた。
実は仕事が一段落したら呑むつもりで、まだ封を切っていない。
梅雨明けしたら、きりりと冷やして味わってみようと思う。


 
 

gouter(グーテ)

月の井から更に10分くらい歩いていくと、大通りに出る。
その交差点の近くに、シフォンケーキで有名なgouterがある。
この佇まい、入る前から期待に胸が膨らむ。

私が訪れた月のメニューはオレンジ、クランベリー、よもぎ。
迷いに迷ってクランベリーを注文した。

しっとりふわふわで甘さ控えめ、クランベリーの味が濃く感じられる。
店内はシート数こそ多くないものの可愛らしい雰囲気で、毎月でも通って色々な味を楽しみたいお店だった。


 
 
 
私はこの後のんびり駅まで歩き、帰りの電車に乗り込んでしまったが、大洗には他にも色々ある。
個人的にはアクアワールド茨城県大洗水族館がおすすめ。
大洗駅にはレンタサイクルもあるため、それに乗ってスタンプラリーを回るガルパンのファンも沢山見かけた。

都内からだと、水戸駅発着の高速バスも便利だと思うので、検討材料の一つに。

そんな水戸駅の駅ビル・エクセルみなみでは木内酒造常陸野ブルワリーのビアカフェを出している。
これは別の日に所用で水戸まで出た時に頼んだ橙エールと、一人飲みおつまみセット。

(申し訳ない、これは一口飲んでしまったあと、美味しくて撮ったもの。ちゃんと美しい泡でくるのでご安心を)

この日の一人飲みセットは自家製・鯖のサーディン、タコと季節野菜のマリネ、チキンサラダ。
一人でもグループでも入りやすいので、乗り替えの合間にどうぞ。
お酒が飲めない方は同じビルのサザコーヒーもおすすめ。

このような感じで、大洗は都内からでも日帰りで充分に楽しめる。
鳥居を眺めに、美味しいものを食べに、気軽に是非。

[ 【旅】磯前神社と鮪丼とカフェ巡り【大洗】 ]TRIP, , , 2019/07/08 21:14