【青春18きっぷ旅】シーパルピア女川とハマテラス【女川・仙台】

翌日は快晴。
海の側を歩くなら晴れがいいなと思っていたので幸運だった。
ステイイン鈴家の食堂の前はテラスになっており、こうして女川の海を一望出来る。

こちらの建物はぴかぴかに真新しい。
それは以前、旅館であった時の建物が東日本大震災の津波で倒壊したからだ。

女川での宿を探し始めた時、Googleのレビューで「女性の一人旅でも宿泊可能」という文字を見かけ、それは有り難いと興味を持った。
その後に被災のことを知り、どうしても泊まってみたくなった。
昨夜の夕食の時は、私独りだったこともあり、女将さんと色々な話をした。
これからもずっとここでお客様を歓迎するのだという気持ちが言葉の端々に滲んでいて、私もまた来なければと思った。
 
 
笑顔の見送りでチェックアウトし、駅に向かって下りてゆく。

ステイイン鈴家は小高い丘の上に建っており、駅からはタクシーで1000円前後。
ずっと上り坂なのと、付近が夜になると真っ暗になるので、行きは素直にタクシーに乗ろう。
帰りはそう辛くないので徒歩でも充分にいける。(私の感覚では)

職業的贔屓になってしまうが、この本屋さんには頑張って欲しい。
 
 

ゆぽっぽ

写真を撮りながらゆっくり歩いて、30分程で駅舎に到着。

とはいっても電車に乗り込むためではない。
この女川駅舎の上階はゆぽっぽという温泉施設になっているのだ。
靴を入れるロッカーの魚のキーホルダーも、女川の復興アイテムの一つ。

中はポップな銭湯といった趣で、明るい開放感に溢れている。

温度も熱過ぎずぬる過ぎずで、いつまでも入っていたくなるくらい気持ちいい。
リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤーも完備。
バスタオルはないので忘れずに。
(ちなみに受付では、ゆぽっぽロゴ入りタオルも販売している)
休憩室も広々としていて、ソフトクリームのメニューや、牛乳の販売機も。

女川駅を訪れる際には滞在予定にプラス一時間して、是非この湯へどうぞ。
 
 
お湯から上がって一休みした後は、駅前から海に向かって続くシーパルピア女川・ハマテラスへ。
ここには雑貨やレストランなどが入っている。

 
 

マルキチ女川浜めし屋の海鮮釜飯

私が食べると決めていたのはこちら。

牡蠣、帆立、あさり、海老、蟹など、様々な魚介の味がしみたご飯の味わい深さよ。
そして、つみれ汁がまた美味しいのだ。
食べ終えて器を戻しに行くと、お店のおばあちゃんに「おいしかったかい?」と尋ねられた。
全力で美味しかったと伝えると、「それはよかった」と嬉しそうに笑った。
 
 

三陸石鹸工房 KURIYA

続いて向かったのは三陸石鹸工房 KURIYA

宮城の天然素材で作られた石鹸の、この愛らしさを見て欲しい。
沢山の種類の中から好きなものを選び、まるでチョコレートギフトのように詰め合わせてもらうことが出来る。

香りも素晴らしくて、サシェタイプも買ってしまった。
 
 

OCHACCO

続きましてはOCHACCOへ。

茶葉だけでなく、カフェ営業もしており、店内か外のテーブルでおすすめのお茶とお菓子を楽しむことが出来る。
私はマスカット系フレーバーのモノブルーを選んだ。

こちらのフレーバーティーにEARLGREY PORTCITYというものがある。
モノブルーと同じ、バタフライピーを使用したブルー系なのだが、その青は三陸の海をイメージしたものだという。

一日でも早く、この海からバリケードがなくなるといい。
茶葉を買い求めたので、青い海を思い出しながら家でゆっくり味わうつもりだ。
 
 

きらら女川

電車の時間も少しずつ迫り、お土産を物色していると「さんまパン」なる文字が。
つい覗いてみると、お菓子や軽食を取り扱うショップらしい。
不勉強で大変恐縮だが、私はここできらら女川が障害者就労支援施設だということを知った。
パンの他には、沢山の種類のおからかりんとうが。

この後また電車に揺られるため、パンを食べる時間がとれるか判断がつかず、日持ちするおからかりんとう葱味噌味を一袋購入。
そして私は一袋しか買わなかったことを、激しく後悔したのだった。
 
 

相喜フルーツ

女川の最後は、生フルーツジュース。
買い物を済ませ、駅に向かって歩いていたところ、この貼り紙に吸い寄せられた。

ここはやはり桃であろう。
一人だったせいか「ここで座ってどうぞ」と店番用と思われる椅子をすすめられ、厚かましく座って待っていると、何やら奥でジューサーの音が響き始めた。

まさに丸ごと桃を搾りました! という果実感溢れる甘み。
他の季節のジュースもきっと美味しいに違いないので、また訪れたい。
 
 
あの日の津波で、この女川がどのような状況になったかはネットにも沢山の記録が残っているし、ここでは触れない。
そこから少しずつ復興が進み、今の姿がある。
素敵な宿も、美味しいものも、可愛いものも美しいものも、駅の温泉もある。
これを読んだ誰かが、女川に旅しようという気持ちになってくれたら嬉しい。
 
 

玉澤総本店のずんだフラッペ

女川から今夜の宿がある仙台まで戻り、地下鉄に乗り込む。
昨日も書いたが、この仙台で絶対に食べたいと思っていたかき氷があった。
それがこれ、玉澤総本店のずんだフラッペだ。

私は、近所の和菓子屋で団子を買う時に必ずずんだを頼むくらい、ずんだが好きなのだ。
そんなずんだのかき氷があるのならば、絶対に食べたい。
丁度、予約した宿の方向にお店があったことも幸いし、いそいそと立ち寄った。
少し塩気のある、ずんだ独特の甘塩っぱさと、練乳とアイスがあわさって初めて味わう美味しさ。
今はかき氷もすっかり通年メニューになった感があるも、このずんだフラッペは暑い夏に食べるのが相応しい気がする。
 
 

えびそばえび助

玉澤総本店を出て、今夜の夕食へ。
今回の旅はほぼ行きたいところに行けたものの、仙台に関しては失策があった。
仙台は日曜定休日の店が多く、おすすめの居酒屋で日本酒と美味しい肴を堪能するぞ! と目論んでいた私は少々困ってしまったのだ。
そんな私の目に入ったのが、宿の近くのえびそばえび助

オマール海老つけ麺と迷い、えびそばに。

海老出汁のラーメンは、あっさりしているのに濃密な海老の風味があり、するすると食べられる。
こんがり焼けた薄皮餃子も海老入りで、噛むと旨味が溢れる。

お店は女性が入りやすい雰囲気で、私が行った時も男女比は半々くらいだった。
東京は立川に出店しているようなので、今回諦めたオマール海老つけ麺を食べに行ってみようかと考えている。
 
 
えび助から徒歩で今夜の宿となる晩翠亭いこい荘へ。
朝食のみのプランで宿泊したので、詳細は明日の最終日編にて。

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