デビュー十五周年。

というわけで本日、目出度く作家人生15周年を迎えました。

2004年発売のデビュー作から15年。
人間の一生として考えれば、中学校を卒業するくらいの年月です。
約15年間で、メインシナリオ10本、サブシナリオ4本、小説5冊、その他公式同人誌や雑誌などのSSなど。
これだけの本数を書けたのは皆様の応援あってこそです、今日のこの場で厚くお礼申し上げます。

作品単位でお祝いしていたりもするので、このブログで楽しい芸当もないのですが、先日ツイートしたこれ、文字数で少し端折ったので今更ですが15周年記念に補強しておきます。

キャラや物語が一朝一夕で出来上がるということはなく、最初はまだまだ欠片みたいなものです。
性格や過去、口調などは色々と決めますが、最初は淡いというか薄いというか、輪郭が弱い。
でもルートのプロットを組んでいると段々その輪郭が鮮やかになってきて「生きた!」(魂を持った)と確信する瞬間があるのです。
そこからは勝手に動いて喋ります。
その「生きた!」の感覚が楽しくて待ち遠しくて、物語を書いているのかも知れないと思ったりもします。
(仕事のご依頼があるから書けているのも確かですが、大前提として私は書くのが大好きです)

そんなキャラ達ですので、作品の展開が終わってもずっと元気に喋っています。
複数の作品がありますので、脳内に複数の世界がある感じですね。
相合い傘で紫陽花を眺めたり海水浴に行ったり、城下町に新しいお店が出来てみんなではしゃいだり、学園なら体育祭とか文化祭、作品によっては今、世界の何処にいるのかなと考えたりもします。

話は少し変わりますが、先日のイベントの後「作品を通して知り合った友達と参加しました」というメールをいただいて物凄く嬉しかったです。
友達と好きな作品で盛り上がるのって楽しいですよね。
私自身も知人と応援上映に行ってキンブレ振りますし、作品によっては聖地巡りをしたりもしました。
あと、しつこいようですがコスプレ見るのが大好きです。
何か「好き」といえるものがあるのは、楽しくて幸せなことだと思っています。
なので携わった作品でそんなふうに楽しく幸せな時間を過ごしていただけたのなら、私も楽しく幸せです。

これからもキャラ達を愛していただけたら嬉しいです。

[ デビュー十五周年。 ]diary2019/06/09 22:15