夏至の日蝕。

人気投票の結果が発表になりましたね。
愛の一票を投じて下さった皆様、有難うございました。
 
今日の日記は作品の大きなネタバレこそないものの、世界観について触れていますのでご注意下さい。
ツイッターはフォローして下さっている方のゲーム進行度やクリア状況の判断が難しいため、こちらに書きます。
 
 
・真相ルート
一位となった彼に投票して下さった方は、物語の結末を見届けて下さったということだと思います。
乙女ゲームというカテゴリの中、所謂「攻略制限のある真相ルート」というものの設定は常に悩みます。
朱砂がお目当てで購入された方は一刻も早く彼のルートに入りたいはずで、ただ物語の構成上、あのルートを一番目にオープンさせることは難しい。
それでも、『オランピアソワレ』という作品をお手に取って下さり、最後のルートまで辿り着いて下さった皆様には改めてお礼申し上げます。
今頃はもうべったべたに甘やかしているはずです。
 
 
・お三方
オラソワで一番、台詞に気をつかったのは道摩です。
私はシナリオを書く時に殆ど迷わないタイプですが、彼は書いたあとに「これで大丈夫かな(色々な意味で)」という読み返しを何度も何度もしていて、そういう作業も思い出の一つです。
読み返しが多かったのはもう一人、珠藍大姉。
この二人はポジション的に「エレガントにひどいお言葉を発していただかなければ」いう私の意気込みがあり、どの台詞も気に入っています。
もちろん、これを読んで下さっている皆様はあの二人が裡に秘めるものをご存知ですよね。
対して慈眼様は飴と鞭でいえば優しい滋味の飴、書いている私も癒やされていました。
天供島を歩いた皆様も、慈眼様の穏やかな導きに心安らいだのではないでしょうか。
 
 
・島の皆さん
投票メンバーには入りませんが、島の皆さんもみんな好きです。
千茅と扶桑の設定も気に入っています。
笹良は自力で幸せになれる子だと思いますが、朱砂ルートの某彼女は、彼女自身が恋してがらっと変わるような、素敵な人に巡り逢ってくれと願っています。
 
 
・BADエンド
今回は私宛の感想でバッドエンドについて触れて下さる方が多く、それも嬉しかったです。
中でも挙げられることが多かったのは縁の月夜BADですね。
あのエンドは確かにBADではあるのですが、一人の女性の運命・人生として考えた時に私も続きが気になります。
 
 
来週、6/30はヒロインの誕生日。
物語が始まる日です。
この日に決めたのは「太陽の輝きが最も長くなる夏至の日近くに」という理由で、あの島では夏至の日くらいのイメージで書いていました。
2020年の『日本』では372年ぶりの夏至の日蝕ということで、よきタイミングでしたね。
生憎と私が住んでいる地域では見られなかったのですが。
この日記を読んでいる方はもうゲームをクリアされていると思いますが、お時間のある方は6/30にまた天供島に渡ってみて下さい。

[ 夏至の日蝕。 ]diary, 2020/06/25 23:36