クルエラ。

六月に入りましたね。

毎月一日は映画のファーストデーなので『クルエラ』を観に行って来ました。
ちなみにこの「映画ファーストデー」は様々な映画館ほぼ共通のサービスデーで、大人一般料金通常1900円のところ1200円で鑑賞出来ます。
年齢・男女関係ないのでおすすめ。

それで『クルエラ』ですが、すっごく楽しかったです!!
キャラの生い立ちと物語の軸はなかなか重い設定ですが、惨い死体なども出てきませんし、ファッションデザイナー対決なだけあって衣装が素敵!
ノリとしては『プラダを着た悪魔』や『オーシャンズ8』に近く、ゴージャスでスタイリッシュ、そしてクレイジー!
ピシッと太めのアイラインを引いて、パキッと真っ赤な口紅を塗って、突き刺さりそうなピンヒールで観に行きたい作品です。
クルエラ演じるエマ・ストーンが「衣装合わせの日に自撮りしまくった」というエピソードも納得。

ヒロインであるクルエラは確かに「悪役」ではあるのですが、行動の理由は納得出来るものだと思います。
かといってお涙頂戴的な説教臭さはなく、ヒロイン自らトラックで警察に突っ込むような痛快ピカレスクアクションであり、『家族』ものでもあり、色々な要素がテンポ良く盛り込まれていて飽きません。
宿敵となるバロネスも相当な悪人ではありますが、彼女にもやはり感情移入出来る部分があります。
そしてわんこが可愛い……!!
わんこ大活躍! 犬好きが観ても損はないはずです。
作品そのもののネタバレではないので触れておきますが、原作(?)のクルエラは毛皮のコートにするためにダルメシアンの仔犬を狙う悪役なんですよ。
でも今作は大丈夫です、犬みんな可愛い、賢い。
ファッションショーのシーンもめちゃくちゃ格好いいですし、音楽もぴったりハマっていて最高。
爽快な気分になれるおすすめの一本です。
アーティ、いいですよ……。
 
 
個人的には、『ハッピー・デス・デイ』が好きな人はお好きではないかなという気がいたします。
これも凄い設定でして、我が儘、高慢、友達を大切に出来ない、不倫もする、というビッチ(公式呼称)のヒロインが誕生日に殺されるんです。
そして生き返り、また殺される。
そんな「自分の誕生日に毎回殺されるループもの」なのですが、死んで生き返るを繰り返すうちに「絶対に犯人を見つけてやる!」という流れに。
その過程でヒロインも成長してゆく、という青春ラブコメサスペンスホラーです。
最初は本当にひどい性格で「ああ殺されても仕方ない、周囲の誰が犯人でも頷ける」というところから、最後はヒロインを応援したくなるという見事な脚本。
殺人ループですが、これも凄惨なシーンはありません。
(予告編にあるように「きゃー!」暗転、な演出)
ポップコーンムービーというか、ポテトチップスとかソーダとかアイスクリームとか、そんなジャンクなものを片手に、気楽にどうぞ。
カップケーキが一番おすすめ。
[ クルエラ。 ]感想, 2021/06/01 23:20