【島旅】船の予約から乗船まで【東海汽船】

※ここに掲載されている料金・時刻表は2020年1月のものを参考にしております。現在、新型コロナウィルスによりフライトや船舶の運航が変則的になっているため、ご予約の際は最新の状況を確認して下さい。
また、来島自粛の要請が出ている場合は必ずそれに従って下さい。

 
 

島へのアクセス方法

船はどのようにチケットを購入し、何処から乗るのか?
新幹線や飛行機と違い、島への旅に興味のある方以外はイメージが湧きにくいのではないかと考え、今回は八丈島を例に説明してゆく。

八丈島へのアクセスはざっくり分けて現在4つ。
・空路①(ANA)
・空路②(ヘリ)
・海路(船)
レジャー目的であれば、ANAか東海汽船を選ぶことになるだろう。
飛行機と船どちらがいいかというのは悩ましい問題で、お住いの地域、スケジュールや金額と相談しながら決めて欲しい。
私は最初から「船に乗りたい」という野望があったので迷わず東海汽船のお世話になったが、ざっくりまとめるとこのような感じになる。

・飛行機…一日三便
正規料金で2万~1.5万前後
一時間前後で到着

・船…一日一便
正規料金で8千~2.3万前後
竹芝埠頭から毎夜22:30出発、八丈島には翌朝8:55着
(料金の開きは船室の等級なので、改めて触れる)

それぞれにメリット・デメリットはあるし、特に船酔いは体質的な問題もあるので、正直、万人におすすめは出来ない。
だが、人生で一度くらいは船で島に行ってみたいと思わないだろうか?
そんな方に向けて、この記事を書いている。
 
 

東海汽船の予約方法

島へ向かうには、何はともあれ船を予約しなければならない。
まずは東海汽船公式サイトへアクセス。

サイトのメニュー中央の「予約・乗船方法」をクリックするとこのような画面に進む。

参考までにそれぞれのメリット・デメリットは以下。

・電話、旅行会社、東海汽船窓口での申し込み
正規料金だが、乗船区間・指定便・等級などの変更が一回のみ手数料無料

・インターネット受付
支払いはクレジットカードのみとなるが、何と20%割引!(繁忙期は15%)
ただし個人都合の変更に関しては一回目から手数料がかかるため、一応こちらのキャンセル規定に目を通しておこう。

「乗船予約」からこのような選択画面へ進む。

船室の等級は各の好みで選んで問題ないが、個人的には特二等がおすすめ。
これで予約を完了すれば船の手配は準備万端!
と言いたいところなのだが、最後に大事なのは『運』だ。
シーズンによっては視界不良や悪天候で船が欠航になる場合がある。
一般的に秋は台風の可能性が高く、冬は波が荒く欠航が増えるので、私のおすすめは春~夏。
個人都合での変更は手数料がかかるが、悪天候などにより船そのものが欠航した場合は基本的に取り消し・変更手数料はかからない。
東海汽船の公式ツイッターでこのように毎日状況をお知らせしているため、船を予約したらツイッターをフォローしておくとよい。


 
 

竹芝桟橋フェリーターミナル

いよいよ乗船当日。
フェリーターミナルは、JR浜松町駅、都営浅草線・大江戸線の大門駅、ゆりかもめの竹芝駅からアクセス可能。
距離でいえばターミナルに隣接している竹芝駅が一番近く、改札を出るとすぐにこのような案内が見える。

そのまま階段を下りればターミナルへ到着だ。

乗船への流れはこちらを参考に。
インターネット予約の場合は、予約メールをプリントアウトしたものを窓口に持参し、乗船券と引き替える。
出発までに乗船券に名前や住所等を書き込む必要があるので、大体40分くらい前に到着していると安心。

待合所にはお土産ショップ兼レストランもある。

島メニューが色々あるので、乗船前に腹ごしらえしたい方は立ち寄ってみるといい。
私は島のりうどんと明日葉天、小笠原海底熟成ラムをいただいたが美味しかった。
 
 

橘丸

船は夜の22:30頃に竹芝桟橋の港を出る。
今回、八丈島行きでお世話になった橘丸。

東京湾の美しい夜景を眺めながら旅立つ。

2014年就航の船内は新しく、様々な設備も整っている。

スナックルーム。
深夜出発なので食堂はすぐに閉店してしまうが、食糧はここで購入可能だ。

ジュース、アルコール、おつまみ的なスナック色々。

真夜中にアイスクリームが食べたくなっても大丈夫。

このジャンクなメニューがたまらない。

こちらは女子用洗面所。

シャワールームもあり、1回100円のコイン式。
側にはちゃんとドライヤーもある。

一通り船内を探検し、客室へ。
最初に船の金額は船室の等級により決まると書いたが、内装はここで確認出来る。
個人的には特2等がおすすめ。
一番下の2等室は雑魚寝タイプだが、この特2等は二段ベッドで、カーテンを閉めればプライバシーが保てる。
そして料金もお手頃。

マットレスもあるし、照明・コンセントも完備。
2等も、特2等も、女性であれば女子エリアに配置される。
(本来は予約時に希望を書くらしいのだが私は知らずに無記入で予約してしまい、それでも女子エリアだった。念を入れたい方は予め希望しておいた方がいいだろう)
二人以上なら特等や特一等などの選択肢もある。
上で「正規料金」という書き方をしたのは、各種割引があるからだ。
インターネット割引の他、学割や早割もあるので、使いやすいものを選んで予約しよう。

尚、備え付けのコンセントは一口なので、スマホやタブレットなどの電子機器を複数持ち歩く場合はコード巻き取りタイプのUSB電源タップが便利。
一つ持っていると宿など様々な場所で使える。

就寝時刻になると船内の照明が落ちる。
基本的に揺れるので、お守り代わりに酔い止めを飲んでおくことを強く強くすすめる。

ターミナル内には小さなコンビニもあり、そこでも酔い止めを扱っているので買い忘れた時にはそこで。

 
 
では東海汽船シリーズ第一回・八丈島編はこちらからどうぞ。

[ 【島旅】船の予約から乗船まで【東海汽船】 ]TRIP, 2020/06/01 22:06