神無月の雑談。

十月に入りましたね。
台風一過の今日は暑いくらいで、もう少しアイスコーヒーの日が続きそうです。
今日の日記は、先月の素敵なメールについて語ろうと思います。

九月の頭に、海外の方からメールをいただきました。
オラソワをプレイされたということだったのですが、ブログの方にお邪魔しましたら全てのルートの感想をびっしりと書いて下さっていたんです。
オラソワの英語の感想というのが初めてだったので、時間を忘れて読み耽ってしまいました。
もちろん、一行でも便箋十枚でもブログの記事でも、日本語でも英語でも、いかなる言語であっても感想はとても嬉しいです。
ただあの日本の土着信仰を含んだ、特異な生死観の作品を海外の方がプレイして楽しんでいただけたというのは物凄いことだと思うんですよ。
翻訳版の話を伺った時にも「あの内容を訳す方は大変だろうな……」と嬉しくも申し訳ない気持ちになったくらいなので、形にして下さったスタッフの皆様には感謝しかありません。

もっとも、上で「海外の方」という言葉を用いはしたものの、私個人としてこの表現は好きではないんです。
日本在住や日本国籍というもので単純にくくりたくはないですし、インターネットで世界のあちこちと容易に繋がれる現代で「海外」とひとまとめにするもちょっと旧時代な感じがします。
ただ海の向こうの方が、日本神話のあれこれを知っていて下さったのはやはり嬉しい。
私も世界中の神話や祭祀系は大好きですから、同じような感じなのでしょうか。
今までにも海外の方であろう方から感想をいただいたことはあり、嬉しく思ってはいたのですが、その「海外」という言葉を可能であれば使いたくなくて、なかなかお礼をお伝え出来ずにいました。
何処かの空の下、作品をお手に取って下さってどうも有難うございます。

九月の後半には、ニルアドの丁寧な感想メールをいただきました。
丁度クロユリ、色ドリ撫子の発売日記念直前だったので、まるでお祝いのようで嬉しくて。
ニルアドはこの春に五周年を迎えましたが、まだまだ新しく手にとって下さる方がいるのは本当に有り難いことです。

そんな方々とメールのやりとりをしつつ、いつも最後にはお互いの体調を気遣う文章が入り、これもまたご時世だな、と。
インフルエンザの予防接種は毎年受けていたので、混合型で一年に一度くらいのワクチンになればいいのにと思っています。

何処かの空の下、関わった作品を愛して下さる方がいるのだと思うとまた頑張れます。
10/5は誕生日なので、ぽちっと拍手していただけるともっと頑張れます。
特にメッセージは不要ですので、よろしければ。

色々と書いてはいますよ。

[ 神無月の雑談。 ]diary2021/10/02 15:55