>片桐さん、こんにちは。先月オランピアソワレを読了し、ニルアドプレイ宣言をした者です。
こんにちは、帝都幻惑奇譚フルコンプお疲れ様でした、そして有難うございました！
「あのときに食べたあの食べ物の味が忘れられなかった」タイプのエピソードは、実際に私が好きでよく使うものの一つなんです。
人間の記憶って、案外ああいう些細な、どうでもいいようなことが刻まれたりしませんか。
（本人以外にはどうでもいいけれど、本人にはどうでもよくないもの、として）
でももしかしたらそれさえも「ささやかな幸福を感じる人間であって欲しい」という私の勝手な思い込みなのかも知れませんが。
中でも「食べ物」がよく出てくるのは恐らく私の食い意地のせいでは……と思わなくもなく、キャラ達にも食べ物に執着させてしまってごめん！と思ったりもしておりますが、好きなのできっとまた書いてしまうと思います。
累のあのバッド、本当に後味の悪い嫌なエンドですよね。
カグツチBADの方がドラマチックで「恋愛の一つの終わり」でもあり、好きな終焉ではあります。
ただ、「青年」のあれは「終わり」ではなく一つの「始まり」です。
私は風呂敷を広げるのが大好きなので実はバッドエンドの続きも個人的によく妄想しており、「青年」のその後の物語も考えたりしました。
乙女ゲームとしては何らかの形で救済されて欲しいのですが、同時に「血」の辿り着く先を怖いもの見たさで描いてみたくもあり……どちらにせよあの後の彼が気になります。
紫鶴や隠で暴れて下さって有難うございます！
私は「一人称の変化」が好きで好きで…………。
これも上に書いた「食べ物」と同じく自覚はあり、毎回のように入れています。
帝都幻惑奇譚のシナリオを書いたのはもう七年近く前なのですが、今でもこのように感想を送っていただけてしみじみと嬉しいです。
私は感想を喰らい啜り、それを糧にして文章を書いている妖怪のようなものなので。
色ドリ撫子をお買い求めくださったのでしたら、今頃はクロユリの夏祭り真っ最中でしょうか。
丁度、この季節に相応しい内容です。
少し成長した彼等も楽しんでいただけたら嬉しく思います。
オトパの彼等にもご期待ください！