【旅】築地本願寺カフェTsumugiの朝食と波除神社

翌日。
チェックアウトの時にまた話し込んでしまった。
これを書きながらも懐かしくて、またあの優しい女将さんとお喋りしたくなってくる。
次はいっそ羊羹や最中などを手土産にして、もっとのんびり茶飲み話をしたい。
 
 

築地本願寺

大宗旅館を出て向かったのは築地本願寺。

こちらの建物を設計したのは当時の東京帝国大学の教授であった伊東忠太氏。
この独特のオリエンタルな造りの詳細は築地本願寺の公式サイトに記されている。
面白いので是非ご一読を。
 
 
朝の清々しい空気の中で参拝して撮影したかったのは確か、嘘ではない、のだけれど。
この築地本願寺には素敵な朝食がある。
敷地内にカフェがあり、そこで食べられるのこの「18品の朝ごはん」もお目当ての一つだった。

小さなお皿に載った沢山のおかずが並ぶ姿はとても可愛く、しかも「つきぢ松露」の玉子焼きなど築地のお店の品があったりして、どれも美味しい。
お粥はおかわり自由。

私は築地に泊まってほぼ開店と同時に入ったのでゆっくり食べられたけれど、現在は更に人気が出ているようなので絶対に予約した方がいい。
築地本願寺を参拝したあと、その堂々とした姿を窓越しに眺めながら仏教由来の18品の朝ごはんを食べるという経験を是非。
 
 

波除神社

築地本願寺から徒歩五分くらいのところに、波除神社がある。

明暦の大火後に埋め立てを試みるも激しい波のせいで失敗ばかり。
ある夜、海が光ったために舟を出すと立派なお稲荷様の御神体が──というのが御由緒。
訪れた時はちょうど茅の輪くぐりの時期だった。

そしてこの波除神社には、ちょっと変わった塚がある。
鮟鱇(あんこう)の塚。

神社の公式サイトによると魚河岸の仲買氏が「商う鮟鱇の御霊を鎮め、鮟鱇の世にも美味なることを世の人々に知らしめんとし」建てたものらしい。
鮟鱇は美味しいですよね、個人的にはどぶ汁仕立てが好きです。

昆布塚はまだ比較的新しくて平成28年建立。
「昆布全般の供養のため」だそう。
他にも寿司塚や玉子塚、海老塚などなど、食べ物の塚が幾つも並んでいる。
こんな楽しい慰霊碑があるなんて知らなかったし、いかにも築地らしい。

都内は学生時代からずっと住んでいたけれど、まだまだ行ったことのない場所が沢山ある。
時間を見つけてまた色々と巡りたい。

[ 【旅】築地本願寺カフェTsumugiの朝食と波除神社 ]TRIP, , , , , 2022/06/27 16:47