トップガン・マーヴェリック。

予報通りの38度でした。

今日のお題は先日ツイッターで一言だけ触れた『トップガン・マーヴェリック』。
素敵な作品なので、日記でも書いておきたかったんです。
ただ前作を観ていないと細かい部分まで気付かないのも確か。
あわせてご紹介します。

前作となる『トップガン』の公開は1986年。
若かりしトム・クルーズを一躍有名にした作品と言われています。
そんなトム・クルーズが演じる主人公ピート・ミッチェル(飛行時のコールサインが『マーヴェリック』)はアメリカ海軍の戦闘機乗りなのですが、天才肌のトラブルメーカー。
それでも妙に憎めないのは演じるトム・クルーズの魅力でしょう。
しかし、戦闘機に同乗していた親友が死亡。
彼は自責の念により飛ぶことを躊躇するようになりますが、映画後半での緊急出撃命令を仲間達とクリアすることにより、復活を果たします。

今回の続編である『マーヴェリック』はそんな彼が教官として奮戦するお話。
相変わらずの天才肌で海軍で優秀な敵機撃墜記録を持つ身でありながら昇進を拒み、テストパイロットを務めている状態。
しかし時代は変わり(前回から36年!)もはや戦闘機は「無人」へ移行しつつあり、有人機などにコストをかけられない、凍結!という会話から始まります。
次の大会で優勝しなければ廃部になる!的な部活再生ストーリー導入です。
そんな中で彼が教官として赴いたパイロット養成学校で、前回死んだ親友の息子と再会。
息子はミッチェル(マーヴェリック)のことを憎んでおり、当然ながら反抗的な態度をとります。
そこに超難易度の極秘任務が発生。
ミッチェルは生徒達からその任務に向かうメンバーを選出する役目を負います。
軍の上層部は「危険な作戦だから生徒達の誰かが死ぬのは仕方ない」と口にしますが、ミッチェルは「生徒は全員生還させる」とまた抗います。

あらすじにするとこのような感じで、ザ・王道!の展開です。
しかし「任務は達成されるのであろう」というお約束は読めるけれど、そこまでの道のりは読めない。
最後の最後までスピード感のある展開で全く飽きさせません。
映画館を出たあとに「いいものを観た!」と爽快な気分になる一本です。
戦闘機の難しい理屈などはわからなくても全然大丈夫。
尊敬、信頼、友情!です!
生徒達のキャラも良くて、負けず嫌いでプライドが高いけれど素直で最高です、みんな可愛い。
一回目は時間の都合で通常上映で観たのですが、今度は4DXでまた観たいと考えています。

ただ最初に書いたように画面作りやBGMが前作ありき(というか敬意を払って作られている印象を受けます)ので、配信で先に観てからどうぞ。
その方が絶対に楽しめます。

個人的に「おお!」と感じたこと。
前作は男子だけの世界でしたが、今回は女子が入ったんですよパイロットに。
世界は変わったのですね、例えフィクションの中だとしても。
そしてミッチェルのライバルであったアイスマン。
闘病中の身として登場しますが、演じるヴァル・キルマーも咽頭がんであることを明かしており、そのあたりも泣けます。

[ トップガン・マーヴェリック。 ]感想2022/08/02 19:25