9/17にメッセージを送って下さった方へ

>片桐先生、初めまして。この度は天獄ストラグルという素敵な作品を~

初めまして。
天獄ストラグルをお手に取って下さって有難うございます。
そして隅々まで味わい尽くして、こんなふうにメッセージを送って下さってことにもお礼申し上げます。

ゲームは一本作るのにかなりの期間を要するので、発売されると矛盾した二つの感情があるんです。
一日でも早くクリアして欲しいという気持ちと、ゆっくりじっくりプレイして一秒でも長く楽しんで欲しいという気持ちです。
送信者様はまさに後者の進め方で、あの物語を楽しんで下さったんですね。

バッドエンドは、今回の設定ならではものにしようということで、D氏と相談しつつあのような内容になりました。
バッドは苦手で見ないというお気持ちも分かるので、私からは明かせないけれども最後まで見届けて欲しいな……と密かに願っていました。
なのでハッピーエンドとバッドエンド、両方大好きと言っていただけてとても嬉しいです!
私は自分が書いたバッドの続きをよく考える方なのですが、今までの作品とはまた別の意味であの続きが気になっています。

わらび餅や焼きおにぎりも食べて下さって嬉しいです。
送信者様のメッセージを読んでいると、彼等が本当に生きているようで──いえ、私がこう書くのもおかしいかも知れませんが、それだけ深く愛して下さったんだなということが伝わってきます。
どのタイトルのどのキャラクターも大切に作って送り出すものなので、そんなふうに大切に思っていただけて関わった者として感謝の気持ちでいっぱいです。
泣けます。

特典の「彼女がいなくて寂しがる男子達」はもう非常に楽しく書きました!
獄ストの男子達はそれぞれ違った方向に素直ではないので、こじらせ方が可愛いですよね。
今回はサブキャラも特典で色々と書かせていただけたのも大きくて。
大半が「敵対する者」ではありましたが彼等なりに背負うものもあり、ぶつかった男子達も成長するところがあったと思うので、バトルものの醍醐味だなと感じています。
ヒロインの彼女のことも好きになって下さって有難うございます。
最後のルートのバトルから裁きまでは細かく何度も書き直した思い入れのあるシーンです。
彼女もまた、ゲーム冒頭の三途の川女子トークからは成長しましたよね。
想いあった彼との幸せはもちろんのこと、これからも沢山のことを学んで、獄卒として、ご息女として、頑張っていくのでしょう。

浅草にもいつか、と思っていただけて嬉しいです!
実は作中に関わりの深い場所をご紹介するブログ記事を書く予定ではあるのですが、先に京都編をアップするつもりなんです。
浅草編もなるべく早めにとは考えているので、よかったら参考にして下さい。

ニルアドが乙女ゲームデビューだったんですね。
あのメインビジュアルは本当に素敵だと思うので、一目惚れしたというお気持ち、すごくよく分かります!
vitaの発売から今年でもう六年になりますが今でも新しくプレイして下さる方も多く、どうにか十周年もお祝いさせてもらえないかしらと夢見ています。
そして、どうぞこれからも浅草の彼等をよろしくお願いします!

[ 9/17にメッセージを送って下さった方へ ]返信2022/09/18 22:44