7/29にメッセージを送って下さった方へ①

>片桐先生こんにちは。初めてメッセージを送る者です。節目としては一日遅れになってしまいましたが~

こんにちは。
一周年のお祝いに初めてメッセージを送って下さったこと、とても嬉しく思います。
シナリオ写しして下さった方は初めてです!
自分で書いたので容量はもちろん把握しているので、恐らくそれくらいにはなると思います。
(ちなみに、実際のシナリオはそこに演出の指定なども入るため、更に文字数が多いです・笑)
それだけの間、獄ストの世界に入り込むようにプレイして下さっただけでなく、丁寧に考察して下さって作品に関わった者として光栄です。

ご一緒させていただいている渡邉Dは「新しいこと」に積極的な方なんです。
獄ストは初めてのバトルものということもあり、色々な演出を考えて、そして形にして下さって、本当に素敵な作品になったなと思っています。
送信者様のメッセージを読みながら、制作時にそういう演出に関してあれこれ相談したことが思い出され、懐かしくなりました。

キャラごとの感想はじっくり読ませていただきましたが、私からはネタバレ出来ないこともあり、ざっくりとしたお返事になってしまうことをご理解下さいませ。

椿油をお買い求め下さって有難うございます。
ぬか袋などもそうですが、昔のお化粧品って、よく考えられていますよね。
彼はビジュアルが現代なのに、口調やセンスが江戸っ子なのが書いていて非常に楽しかったです。

「歴史上の人物」は既存の設定を元に何処までいじれるか、が魅力の一つだと考えています。
オラソワの時貞も、有名な割には実は残っている正確な情報は少ないんです。
写楽はもっと少なくて、ただ彼の存在そのものがあの時代の謎、というのがそそります(笑)
「●●であった」という推測はもちろん幾つかありますが、どうせ書くのなら誰もやっていない説がいいなと。
あとは浅草と吉原、骨ヶ原は近いので、そこを繋げるキャラであって欲しかったのも大きいです。
写楽を通してあの時代の「華やかさ」「その裏側の暗さ」に興味を持って下さったとのこと、彼も喜ぶのではないでしょうか。
私自身も凝り性……というか、好きになった作品を考察するのが大好きなので、そんなふうに図書館に足を運んで調べて下さったこと非常に感激しました。

菊之助の「説得」は意識していたところなので、気付いて下さって嬉しいです。
あの五人の中では最も年下になりますが、彼は「兄」でもあります。
みんなそれそれ違った形で面倒見はいいのですが、菊之助は常に相手に対して真っ直ぐなので、そこが魅力の一つと思っています。
ちなみに皆さんも同じことを書いて下さるのですが、私も狼姿の彼をもふりたいです!

誉那が読書好きという設定の中で、ふと作家のみんなを登場させてみたらどうかなと思い立ち、提案したところ快諾していただけたことを今でも感謝しています。
「本」という点からはもちろん「時間の流れ」としても私の中では意味があって。
獄ストは戦国時代と江戸時代のキャラがメインで、現代が舞台ですよね。
その中間の明治・大正がいないんです。
なのであの世界に「大正」という歴史があったことを伝えたかったのもあるんです。

海は相当な勢いで好きです。
島ものをやりたいと提案したのも、村上水軍を提案したのも私です。
海ものや、海ネタは許されるなら何度でも書きたいですね……。

誉那のヘマはもう凄まじいヘマですが、私はマイナスから這い上がるキャラが大好きなんです。
あとはですね、私は誉那とタマの絡みがとても気に入ってまして、ああいう流れです。
彼のルートはまさに「アップデート」がテーマなんですよ。
生きた時代を考えれば「旧式」なのは当然。
それが正しかったわけですし。
色々なものへの向き合い方もアップデートし、遂には……と成長を描いていくのは楽しかったです。

てっちゃんはもう地獄やしきのアレに尽きますね。
というか、彼と五右衞門は何をどう書いてもネタバレ直結なので私からコメントしにくくて。
ただ、地獄やしきのあれは書いていた私も「ものすごく楽しかったです!」と語気荒くお伝えしておきます。
あと七章のあの演出は私がお願いしました。
人が悪くて申し訳ありません。

五右衞門ルートの集合写真、最高ですよね。
みんなの表情が素敵で、ブロマイドが欲しいです。

獄ストを深く愛して下さって有難うございます。
上でも触れましたが「歴史や古文に興味を持った」という言葉は、書き手として心から嬉しいです。
私自身も、好きになった作品で覚えたことが沢山あるからです。
送信者様の人生に、彼等が今でも息づいているのだなと、読みながら微笑ましくなりました。

これからも彼等をよろしくお願いします!

[ 7/29にメッセージを送って下さった方へ① ]返信2023/07/31 22:39