9/16にメッセージを送って下さった方へ

>片桐先生へ こんにちは。中国からのファンです。

こんにちは、丁寧なメッセージ有難うございます。
「日本語はあまりできない」と書かれていましたが、全くそんなことはないです!
獄スト、そして五右衞門を愛して下さっていることが強く伝わってきて、作品の関わった者として非常に嬉しく思います。
ただ一つ、先にご理解いただきたいことがあります。
五右衞門のルートはあの作品の真相ルートなので、私からのお返事はネタバレを避けた、若干ぼかしたものになってしまうんです。

VFBの回答でも書いたのですが、石川五右衞門という人物はずっと自分で書いてみたいなと思っていました。
「盗んだお金を撒く」というのが有名ではありますけれども、自分で彼を動かすならその生い立ちや、やはり処刑のシーンに意味を持たせたいと考えました。
共通ルートのあれは、確かにあそこまではっきりした台詞は余り見ないかも知れません。
でもそれこそが彼の愛情の深さであり、執念であり、結末へ繋がるものなんです。

乙女ゲームは基本的に恋愛の過程を描くものなので、五右衞のような内容はもうルートに入った時点で目的は達成されています。
なら、何を楽しんでもらおうかなと考えまして「すれ違い」もいいのではないかと。
五右衞門もああいう性格なので、独りお酒を飲んで耐え忍んでみたりする。
彼女は彼女で、閻魔宮に行ってパパにあんなことを頼んでみたりする。
五右衞門が独り酔っているシーンは地味ながら彼らしさがよく出ている気がして個人的にも好きな描写なので、心にとまったのでしたら嬉しく思います。

「一眼万年」すごく素敵な言葉です……!
私もその言葉がとても好きになりました、教えて下さって有難うございます!
五右衞門はああいう内容なので、生前と現代に繋がるスチルにしたいなと考えまして、同じ構図でお願いしました。
どちらの二人も美しいですよね。
ちなみに「ジト目」は私も大好きな表情です。

キャスト様の演技も、本当に素晴らしいですよね。
まさに「命を吹き込む」という感じがして、どの作品でも声を聞く度に感動します。
ロマンチックなシーンはもちろん、みんなの掛け合いも楽しくて、屋上やリビングでわいわいしているシーンも書いてみて良かったなと思っています。

作品の展開に関して、私から現状お伝え出来ることはないんです。
ただそんなふうに獄ストという作品を愛して下さっていることはとても嬉しいですし、私もまだまだ彼等を書けたらいいなと願っています。
これからも獄ストをよろしくお願いしますね!

[ 9/16にメッセージを送って下さった方へ ]返信2023/09/17 23:28