12/4にメッセージを送って下さった方へ

>片桐先生へ こんばんは。●●です。

こんにちは、お祝い有難うございます。
獄ストのドラマCDも喜んでいただけて嬉しいです、世界一周……確かにあのメンバーならどの国でも楽しそうですね。
私は色々な国の衣装に興味があるので、みんなに着てもらって記念撮影とかして欲しいです。

創作に関するご質問ですが、私の方で答えられるものだけ幾つか答えていきますね。
乙女ゲームというのは仰るように自分として楽しむ方と第三者視点で楽しむ方がいらっしゃいます。
作り手としては、そのどちらの方にも楽しんでいただけるよう、最大限の努力をするしかないと思っています。
私は作品を送り出す側ですが、一つのゲームが発売になると、感想をいただくこともあります。
そうすると、同じ作品をプレイしても好きなキャラはそれぞれですし、また同じキャラでもあっても好きなイベントが違ったりして、何処かで彼等がこんなふうに愛されているんだなととても嬉しくなります。

ブログなどで何度も書いていることなのですが、一つの作品を書き上げた瞬間というのは「もう二度と彼等は書けないかも知れない」と考えています。
だからこそ悔いがないようにその時の全力を注いでいます。

ここからは私の過去の話になってしまうのでちょっとお恥ずかしいのですが、考え方のベースとして読んで下さいね。
また完全に私個人の感覚であり、他のライター様とは違うかも知れませんし、公式の回答でもありません。
私は、物語の続きを考えるのがすごく好きな子だったんです。
教科書やテストに出題されている文章の、それからを想像するような。
なので、ゲームのエンディング後をあれこれ想像して下さる気持ちはすごく分かるし、嬉しいです。
また、人によってキャラをどう愛するかというのは違いますよね。
私のように物語の続きに向かう方もいれば、絵を描く方、動画を作って下さる方、聖地巡りをして下さる方、発売日やキャラの誕生日をお祝いして下さる方、コスプレなども嬉しいです。
もちろん、送信者様のように「自らは余り妄想しない」という方も沢山いらっしゃいますし、表に出さずとも密かに愛して下さる方にも感謝しています。

なので発売後にドラマCDなり、グッズのテキストなりを書くのは緊張します。
一度手放した彼等を、もう一度動かすからです。
緊張はしますが、彼等をまた動かせるというのは作品に携わった者として非常に嬉しいので、楽しんでいただけるよう祈りつつ書いています。

ハッピーエンドに関してはこれも書き手によって色々考えがあると思いますが、私は「このキャラならこうだ!」みたいな気持ちです。
このキャラに一番相応しいしめくくりを考えるんだ!という使命感でしょうか。
なので、獄ストの各エンデイングも楽しんでいただけたようで何よりです!

[ 12/4にメッセージを送って下さった方へ ]返信2023/12/05 19:13